老人ホームを選ぶ際には、慎重に検討することが大切です。
でもどのように選んだらよいのか、チェックすべきことは何なのかなど、選び方に不安な方もいらっしゃるかと思います。
老人ホーム選びには大きなお金も動くことが多いので、失敗しないようにしたいものです。
一人ひとり条件などは違っていますので、あくまでも一般的なこととはなりますが、最低ここを見ておきましょうという部分を拾ってみました。
老人ホームを見極めるためのチェックポイント
資料を集めたり情報を検索するのは自宅でもできることです。
まずは資料を読むことから始めましょう。
インターネットで施設の概要を把握
公式ホームページや厚生労働省の施設情報掲載サイトなどで施設の基本情報を調べます。
今は検索が容易ですし、AIもありますから、比較的簡単に調べることができます。
ホームページの情報量も確認します。
施設の公式ホームページが充実しているかについてもチェックしておきます。
食事はどの場所でどのような形でとるのか、施設で作るのか業者から納入されているのか。
介護サービスはどのような形になっているのか、費用はどうなのか。
固定費用や流動的な費用もよく調べましょう。
入居に関する一時金のほかに、介護サービスを受けるための費用や、紙おむつなどの備品が必要になった場合の費用などもチェックします。
面会時間も重要なポイントです。
家族の面会に多くの制限がある場合は要注意。
解放されていると間違いが起こりにくく、施設の質の目安になります。
比較サイトなどでは利用者の感想も書かれていることがありますので参考にしますが、あくまでも個人の感想ですので、うのみにせず、参考程度にとどめた方が良いとおもいます。
後述する見学で、実際に見て感じる方が有効なのかと思っています。
パンフレットを取り寄せる
気になる施設が見つかったら、パンフレットを取り寄せて居室面積や月額費用などの詳細情報を確認します。
ネットでもわかるとはいえ、親御さんの入居となりますとネットよりは印刷物の方が手に取って見やすいかと思います。
見学の申し込み
気になる施設の見学を申し込みます。
必ず入居者も一緒に行き、気に入るのか、相性はどうかなど、表情や言葉から推測します。
まずは本人が行きたいと思える場所なのかが大事です。
どんなに設備が良くても、職員の雰囲気などで気が進まなそうな場合はやめておいた方が無難です。
見学では施設のハード面、職員対応などのソフト面の両方をチェックします。
その場で考えるより、前もってチェックポイントをリストにしておくことをお勧めします。
トラブルの回避として個室の方が良いですし、部屋の間取り、持って行って良い家具や備品、衣類や寝具のクリーニングなどリネン関係も見ておきましょう。
個室の費用も負担金としては大きいことが多いので、個室を選べない場合は二人部屋の様子などを見学しておくと良いと思います。
高齢になりますと身体も認知機能も衰えてくるのを完全に防ぐことはできません。
入居した後でそのような状態になったときに、どういう対処をしてくれるのかもしっかり聞いておきましょう。
また、認知症を患っている入居者に対し、職員がどのような声掛けをしているのかもそっと観察しておきましょう。
普段の様子を見ておくことが大事です。
いざという時にどのような医療機関と連携しているのかも知っておくと良いと思います。
何かがあったとき、職員の付き添いで医療機関に連れて行ってくれるのか、家族が呼ばれるのかなど、ケースバイケースではありますが、一応知っておきましょう。
散髪などの日常的な部分も抑えておきます。
施設に、月1回ほど美容室や理容室の設備を持ったバスなどが来て、申込者の散髪をしてくれる場合があります。
また、家族がいつもの美容院に連れていくことができる場合もあります。
外出許可や外出制限などについても、あらかじめ知っておくようにします。
体験入居の検討
施設によっては体験入居ができる場合があります。
そのような場合は積極的に利用すると良いですね。